近いけど遠い国

日韓カップルにとって、
歴史問題は大きな壁だなあと感じることがあります。

実は、さっき彼女とケンカしてしまって、
その原因が、彼女が歴史の話を始めたことでした。

もっと言えば、彼女の話に対して、僕が不愉快に感じたことが原因。


「日本兵が、独立運動を行った韓国人をどう処罰したか。」
という趣旨の話だったと思います。



僕は、日韓の歴史問題や日中の歴史問題について、
本で読んだり、インターネットで調べたりすることが多く、
そのことについての日本批判はある程度受け入れることができる人間です。

むしろ、韓国人の彼女と付き合いはじめてから、
歴史について、もっと知りたいと思うようになりました。


ただ、その話を、日本を批判するような事を、
彼女の口からあまり聞きたくないだけなんです。

彼女がそういうことを言うと、
なんだか、彼女が遠い国の人に思えてしまうんです。



僕が日本人で彼女は韓国人。

でもお互い好きならそういうの関係ないと思ってきたのに、
彼女が歴史問題を口にするだけで、
とたんに、日本とか韓国とか、
僕たちの間にそういう壁があるように感じてしまうんです。




韓国を、「近いけど遠い国」って表現することがあります。


でも僕は、カナダでたくさんの韓国人と友達になって、
「近いけど遠い国」なんて昔の話だと思いました。


・・・でも、韓国人の彼女と、親しくなればなるほど、よく知れば知るほど、
韓国が「遠い国」なんだと実感するときがあります。

今日はまさにそういう日でした。



もし、彼女と結婚とかして、一生一緒にいることを想像したとき、
歴史の問題を、一生のうちあと何回話して、ケンカするんだろうと不安になります。



歴史問題は、日韓政府や多くの人々の間では、
いつまでたっても解決されない問題だと思います。

でもせめて、僕と彼女の間では、
ちゃんと答えを出さなきゃ先に進めない問題だと感じました。
2人で、しっかり話し合っていきたいと思います。





今回は、本当に思ったことを書きつらねました。
暗い感じになってしまいゴメンナサイ。







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Ｐ．Ｓ．この間紹介した『愛のあとにくるもの』という小説。日韓カップルの話なんですが、
この中でも、2人が歴史問題でケンカするシーンがあり、読んでいて泣きそうになりました。
やっぱり日韓カップルがみんな感じてる問題なのかなと思います。